夏と十五と君の最後に「永遠はどこにもないね」という君に頷いたこと後悔してる息をするその音がいつか止まるって解ってはいても認めたくない 誰よりも愛した君が大好きな蝉の音が響く真夏が終わる 嘘をつくつもりはひとつもないけれど君にとっては裏切りかもね 「さよなら」といつもの笑顔でいう君に永遠を誓う僕をゆるすな 過去形にするだけで終わる恋ならよかったのにと十五のおわり 赦されることが罪だと思ってた私は今もひとりでいます もういちど君に逢えたらと願うけど輪廻転生は信じない 空の星眺めてみたりするけれど君はどこにもいない気がする なかないよ 約束したからもうにどと君以外には涙見せない さよならもいえない程の愛でした(十六になれば忘れるつもり) それは永遠の別れにも似た忘却であるあと少し経てばあなたは過去となって私をかたちづくるすべての一部になるだろう 思い出よりも曖昧で味気ない残像だけを遺し 言葉では届かない記憶の海底へと沈んでいくだろう この感傷を後悔と呼ぶのならば それはきっと出逢ったことへではなく 新しい何かを求めて前に進んだ決意に違いない だけどそれさえも跡を追うように沈んでいき 何ひとつのかけらさえもなく砂に埋もれるのだろう それは永遠の別れにも似た忘却である あたしを忘れてわらってますかあたしを忘れてわらってますかいつかの君 後悔も反省も役立たず すべて必然だと笑おうか マルボロの味を識っても もう繋がらないのかもしれなかった きれいなままで君にあえない だいすきだよ、あいしてるよ、たとえ君がそうじゃなくても それだけは云わせて かなしいから、さよならです我のみぞ知るはじめてのさよなら 秘密を飲み込んだまま蹲る すぐに壊れるような鍵で それでも護りたかったもの 三年目の朝にはゆるされない夢を シークエンスのすべてにきみがいる さみしさにかえってゆきます 逆流する意識 激しい慟哭が世界を支配 かなしいから、さよならです 「君が大嫌いだったよ、生まれる前から」まるで語呂合わせみたいな愛をあげただけ要らない要らない、そんな愛みたいな優しさ要らない さよならも言えないくせに愛なんて語るな 愛してはいない(ましてや愛されてなど、) 「君が大嫌いだったよ、生まれる前から」 世界ではない何かがきらめいている透明なカメラで切り取るあした憂鬱な休日 怠惰な平日 早足の日常 たとえすべての過程がつまらなくっても きみひとりの愛だけで、それだけで、 世界ではない何かがきらめいている 嘘でもいい、きみがくれるならSugarless Sure嘘を吐くことに心が痛まなくなった頃、嘘を吐かれる痛みを識った どうしてもきみがいい 必ずの正義じゃない 独りよがりでいいじゃない 喩えば巧く笑えたとしてそれが偽りだと気付いても君は笑い返してくれるだろうか 嘘でもいい、きみがくれるなら 君は嘘を吐くとき瞬きひとつしない君は嘘を吐くとき瞬きひとつしない瞬きの間も、僕は何にもなれなかった(そう、僕にすらね) その温度差が嫌いだと云ったら何かが終わる気がするから 君が目醒める朝世界は終焉を迎える 知らなかったの?かみさまはいつだっていじわるなんだよ25時に起きたときあなたは星を消そうとしていた僕が君を夢見る頃君は悪夢に殺されかける 君の血を飲みほしたあと、何故か満たされず空しさだけが遺った(どうして、漸くすべてを手に入れたのに) 知らなかったの?かみさまはいつだっていじわるなんだよ 数えたら両手の指がぜんぶなくなってしまうわ、課せられたものなんて数えられないもの どれだけ言葉を重ねても足りない 試されている、何も理解できていないままに このすりきれた脳にまだ何かを刻めると本気で思ってるのかしら あなたを忘れたらきっと、あたしは言葉すら紡げない追いつこうと焦るたび引き離されていくおいてかないで、追いつくまで待ってて 薄れていく虹があたしときみを引き離す 届かないよ、この声も伸ばした手も、空の上のあなたには 掠れてもまだ叫んで叫んで叫んで、 あなたを忘れたらきっと、あたしは言葉すら紡げない 君をうしなうのは一瞬だったのに(君との想い出をうしなう時間が足りないよ) 未だ眠り続けるきみへ、未だ眠り続けるきみへ、ありったけの恋を、ひとことにこめて さいごに愛しいと云えた、ただそれだけで僕は幸せだと笑う 呼吸ひとつ思い通りに出来ない恋のさなか ただひとりしか見えない幸福 まだ隣にはいけないよ、だって生きていたいもの(ごめんね) 咎められるより赦されるほうが耐えられないんです だけどきっとそれでよかったんだとおもう 死せる者へ祝福を 戻れないから、せめて未来で逢いましょう別れの名前君の不在と夜行バス もう二度と君にすくわれる事はない 少しだけ慣れはじめてる(新しい世界にも、あなたがいないことにも) 君に手を伸ばせなかったあの日を今も 戻れないからせめて未来で逢いましょう 赦さないと云って(一生忘れないと)、そしたら死ねるからなにがいいたいの手を裂いて まじまじと見つめたら違ってた 流れるままに流される 腫れた目蓋の削ぎ方を教えて 赦さないと云って(一生忘れないと)、そしたら死ねるから 救われるために殺される冬が生まれ死んでいく感情穏やかに流れる日々にも足りない 絡まるくらいなら切り捨てる 救われるために殺される きみの声が消えるまでロンド 音にまみれて生きていたい いやだ、おわらないで(言葉にはできない、このせつなさは)だって愛してるんです 28分の1のあなたへ3年と4ヶ月の忘却が蘇える循環過程を巡り来て あなたと僕の輪廻に似てる 追いつけなくなる前に 綺羅星の海で軌道を辿る 繰り返すかなしみに迷っても 燃え尽きるより先に出遭いたい 28分の1のあなたへ きっとさよならさえくれない憂鬱にまどろむ心地よさもしらないまままっすぐを見つめるだけの瞳 そんなあなたはうつくしい 独りきりまっさらな光を目指して やさしさを履き違えたあなたは きっとさよならさえくれない 永遠の赦し運命を呪うか目眩する日常に息づく呼び名 それ以上うつくしいものを知らない 言葉で届かないすべてがお前に伝わればいい あの瞬間死んだのが何だったのか未ださがしている 死ねないお前を遺して逝くこの罪悪を償うことすらもうできない (詰まるところこの終焉は他でもない私に科せられた永遠の赦しであったので) 愛しいのも憎らしいのもぜんぶ繋がってるんだって教えたのもあなたなにひとついえませんぜんぶじぶんのためなんです そのかなしみに憬れる もう嘲笑ってもくれないね 音もなく近づく、そして終わりゆく 愛しいのも憎らしいのもぜんぶ繋がってるんだって教えたのもあなた さあ、カルネヴァーレのはじまりだそんな「もしも」は要らないふたりは時々殺しあう 嘘ばかり云うひとだ、 (だがしかしそれは既に過去) 最初に君との別れがあった そのぬくもりの中で目を閉じる それじゃだれも愛してないのと同じだ ただひとつその衝動を胸にしまって 日ごと生まれ変わる感情をまた殺す さあ、カルネヴァーレのはじまりだ I'm still chicken奪われたまま埋まらないなにか忘れてたっていいから 何回傷ついたっていいから 今も無意識にさがしてしまうけど 何にもふれない手 笑ったままの写真 消えてしまった唯一 死が想い出を美化しても (忘れてしまう方が、よっぽど怖かった) I'm still "chicken". だからいつもすこしだけもうおもいきり泣くことはないけどふと何となくの刹那にきみがいるような気がして 何もふれない寂しさに胸が締めつけられていく もうかなしくはないよ もうなにもいらないよ だからいつもすこしだけ (せつないよ) 出逢わなければよかったんです歪んだ空を嘆く事だって出来た暫くは夢など描けないでしょう いつだってさよならはどうしようもなくかなしくてやさしいのです 捌け口だってよかった ただ右肩にふれる温度があったなら その声が紡ぐなら呪詛の言葉でもよかった 時々、ふと時々、こうして無性にあいたくなります 言葉尽くしじゃないとだめになる こうして無駄なボキャブラリが増えていく どうしようもないせつなさが辿り着かないまま腐りゆく (だって本当はまだ好きで、死を認めても消えないままで、) 出逢わなければ、よかったんです 願うだけで叶うような祈りだった90度の視界で世界をみていた誰かの温度を愛してみたかった 存在しない言葉をさがすみたいに その青を、目の醒めるような愛の色を それはもう形容しがたい純度で想うだけ (ああ、ただ、わらっていますように) 36度5分の平熱に浮かぶ幻が消え去っても 願うだけで叶うような祈りだった だから言葉になんてできないまま 零して零になる瞬間 わたしは二度と、深い愛を識りえない 原色の夏、夏のひと夏のひと耳にかすった なにもかも夢がかってみえる 波の音、君の声、世界のすべてがうつくしい刹那 僕らはあの日世界一の役者になれた 光が目を刺す瞬間に せめて昨日を永遠に 原色の夏 神様の死臭 つまり死者に対してはなにもかもが傲慢なのだ それでもきみと出逢えてよかったきみが愛したものを私も愛せればよかった届かない青に羽ばたければよかった かなわない夢だと嘲笑えればよかった 忘れたくないことと忘れてはいけないことが一緒ならよかった それでもきみと出逢えてよかった それは白昼の祈りにも似ている大丈夫、なにもこわくなんてないから夢の果てで、それでも終わらない続きのようで やっぱり泣いてしまう、けど 振り返ったいつか、その片隅に残ればいい 伏せた目のなかでいつか逢えればいい それは白昼の祈りにも似ている 世界はきみがねがう程優しくない午前6時の葛藤生こうか生くまいか、死のうか死ぬまいか 朝は憂鬱があふれだす 目を凝らせ、逃げるんじゃない 肺がつぶれるまで、足がすりきれるまで 掠れてもまだ叫んで叫んで叫んで 楽になりなよと嘲うきみ あわせてわらうあのこはかわいそうだな 世界は君がねがう程優しくない(でも君がおもうよりも綺麗だよ) だってあなたは嘘つきだから夢は夢のままだから綺麗なのだと思わない?少しだけ救われた気分になるんです だってあなたは嘘つきだから 信じてもいないくせに縋るのは卑怯ですか 罪悪感にまみれるくらいなら傷ついたほうがいいのか 追いつこうと焦るたび引き離されていく 重低音にまみれた部屋で曝されたきみ、きみの声 その声に応えたのはだれ? ねえかみさま、あなたって本当は居ないんでしょう君が私の愛を識ることはもうないだろう死んでくれたっていいじゃない 夢見るより先に殺して 君が殺した愛の亡骸 ねえかみさま、あなたって本当は居ないんでしょう 嫉妬じゃない羨望でもないただ置いていかれるのが厭なだけ(そうやって強がるしかないじゃない)壊れていたいの、誰よりも拙く。だって決して綺麗ではいられないもの。毒ばかり撒くこの口をだれか塞いでよ 被害妄想みたいな劣等感 ゆるやかに褪せるあなたのすべてゆるやかに褪せるあなたのすべて彼自身のように、声はもう二度とかえらない (皮肉にも、たった今愛を告げた私の言葉によって) まるで待ち焦がれていた舞台を鑑賞するような真摯さで 彼がどんなにずっと生き続ける事を信じても、結果はきっと変わらなかった 屹度此れが最後だと識つてゐるから私達が然うだと理觧する前から、今日が決定的な別れだと决まつてゐたのだ。一生の別れではないと觧つてゐながらも、矢張り壱つの區切りと云ふ事に變はりはない。一時離れてしまへば、まう弐度とかうして同じ目線、同じ氣持ちで笑ふ事は不可能に成るのだらう。あと數日もすれば、今心にあるすべてのうちの何かしらを喪ひ、新しひ記憶へと塗り替へてしまふ。其れを悲しひと感じる前に、如何してと問ふ前に私達は壱つの別れを迎へる。だけど其れを識りながらも、まるで「然樣なら」を識らなひ子供みたひに、(屹度此れが最後だと識つてゐるからこそ、)時間が訪れる迄笑つてゐた。だけど信じるどうしての答えがほしい裏切りとはこの世の理である 揺らがない絆などありはしない 人の気持こそ最も恐れるべき対象 明日にはその手も解けているさ それでもあなたが笑うから わたしはあなたを信じる 聞かなければよかった。あの夏を忘れることはないだろう。奇蹟みたいな偶然で君と出逢い愛したあの夏を。 あれから二年の月日が経って、それでも変わらずに君を想い描き続ける。 交わした言葉のどんなちいさなかけらさえ零さないように抱えて、見届けることのできなかったさいごの瞬間をさがしている。 もう二度と逢えないとわかっていてもあの場所へ向かう僕を、君は笑えない。 だってさよならと云ってくれたならもう待つことなんてしなかったのに。 そんな僕は今だって、君の儚い約束に縛られて立ち上がれもしないんだ。 (「また明日」なんて、)聞かなければよかった。ねむれないうそつき偽りの不眠症そのむこう、 人為的な直線 三色チョコレイトのタンゴ 睫毛の先、霞むあなたの温度 断頭台で踊る麗しき君の最期 センチメートルの距離で色めく うっそりと死を語るその口を愛す 紛れもなく本物で嘘みたいな真実 五感のすべてで想う、第六感のゆくえ すごくきれいだ、だからその血塗れの手を僕にちょうだい やさしいものがすき。きずついてもいいからすきでいたいの。 あとすこし経てばあなたは過去となって君のために歌をつくっていました決してかわらないと指きりしました 忘れたくないと泣いて叫びました 君は僕を愛していました (さっきまで息をしていました) すべては過去となりました この感傷を後悔と呼ぶのならば夏のさなかに朽ちたひまわり瞑想で終わる恋愛遊戯 バス停に寄り添う影のゆくえ 薫らない金木犀 青まみれの空、のこされた直線 かえれないこども 逝き遅れた桜 真白になりきれなかった六花 もうここに居ないあなたの誕生日 喪ったものに縋るわたし 完璧感傷主義者 それはきっと出逢ったことへではなく二年前、冷夏の夜願っていたよ まるで雪みたいに淡く 毎日ちがうきみに 永遠じゃない、ただ続くことを 東雲の天で やさしすぎた嘘 識らなかったわけじゃないけれど(もう時間がないと) もう一度を求めているだけなのに 出逢ったってもう二度と逢えない だけどそれさえも跡を追うように沈んでいき跣のまま、アッチェレランド赴くまま、ピウ・モッソ 終わり無き環の果ての果て 片耳にノイズ 想像にとりつかれ 何もかも、ひとりよがり、だ もどかしさだけ駆け巡る 蒼という青をもとめて 逃げ出す速度で ただ現実を追うように加速する |